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2020年10月28日

矯正治療のメリット

1. 歯並びを治すことで、よく咬めるようになり、顎の正常な発育、発音をプラスの方向に誘導します。

2. 整った歯並びは、歯ブラシも届きやすくなり、歯ブラシのしにくさ、磨きにくさが改善され、虫歯、歯肉炎、歯周病の羅患リスクが低くなります。

3. 歯並びが良くなることで劣等感がなくなり、心理的に良い影響を与えることがあります。

5. 歯並び由来の口呼吸を治すことで、口呼吸の弊害が正され、健康な呼吸環境を整えます。

6. 笑顔に自信がもてるようになります。自信をもって笑えることで、表情筋の活性がよくなりアンチエイジング効果も高まります。

不正咬合の状態を放置することによるデメリット

1. 見た目の劣等感・コンプレックス。

2. 咬むという機能不全→顎の動きとの不調和から、顎関節への影響が出ることがあります。

3. 成長期の不正咬合は、顎の変形がすすみ、後の発育にマイナスの影響を及ぼすことがあります。

4. 凸凹の歯並びの場合、歯ブラシが届きにくく虫歯、歯肉炎、歯周病リスクが高くなります。

5. 消化器官として、物を噛み砕く機能が低下し、咀嚼機能が下がり、食べ物を噛み砕きにくいことによって、胃、腸への負担が増大することがあります。

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について

1. 歯の移動による痛み
治療開始3日〜1週間程度は、咬むと痛い違和感を覚えますが、次第に慣れてきます。ワイヤなどの材質も年々進化しやわらかく、細いワイヤが開発されていますので、昔に比べれば痛みの度合いは減少しております。当院では、ブラケットをワイヤで縛り付けるタイプではなくて、フタを開け閉めしてアーチワイヤをとめるセルフライゲーションブラケットを使用していますので、アーチワイヤとの摩擦が少なくすべりがよく、アーチワイヤも形状記憶合金の柔らかいワイヤを使用して治療を進めて行くために以前の装置に比べて弱い力で歯を移動させることが出来るために、痛みの少ない治療になっています。 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。

2. 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。一般的に咬む力の強い口蓋の深い方は、治療期間が長くなります。

3. 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。

4. 虫歯や歯肉炎、歯周病に罹患するリスク
矯正治療装置がお口の中に装着されると歯ブラシが届きにくい環境になります。虫歯や歯肉炎、歯周病に罹患するリスクが高くなりますので食後の歯ブラシを徹底して行う必要があります。当院では、資料採得・検査時に唾液の検査・口腔内細菌の検査(ダイアグノデント)を使って虫歯の検査を行ってから、必要な方には、毎回 クリーニングを行いながら治療を進めています。
矯正治療中に虫歯になることは、出来るだけ防ぎたいので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。
また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。

5. 歯を移動させることは、硬い骨の中で歯根が移動することです。歯に移動の力を加えると、歯根の周りに骨改造現象が起きて歯が動きますが、歯根吸収を起こす可能性もあります。一概に歯根吸収は矯正力のみが原因ということではなく、矯正治療の経験がない方でも、歯根吸収が生じている場合があります。過度な矯正力を用いたりすると起こりやすいと言われています。歯根の形態が細くとがっているような方は、リスクが高いので出来るだけその歯に装置をつけることを遅くしたり、持続的に出来るだけ弱い力を用いて治療をおこない、歯ぎしり、くいしばりによる歯の異常な外力がある方には、これを避けるために、夜間にはナイトガードを併用して矯正治療を行っていきます。

6. 動的治療中に一過性に知覚過敏を生じることがあります。歯に必要以上の外力が加わった場合に、歯を支えている歯根膜空隙が拡大されてセメント質が外界と触れるようになることで出現しますが、知覚過敏が生じたら、一時的に歯の移動を中止し安静にすると、しばらくすれば、この知覚過敏はおさまります。

7. ごくまれに歯が周りの歯槽骨と癒着していて歯が動かないことがあります。こういった場合、まず癒着の疑いがある歯には、歯が動くかどうか確認してから治療計画を設定しています。

8. ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。

9. 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。金属アレルギーのある方には事前に皮膚科でアレルギー検査を受けて頂きます。

10. 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。痛みがない場合は、治療を継続し、痛みのある場合は、スプリントを併用したりします。

11. 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。

12. 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。

13. ごくまれに矯正装置を誤飲する可能性があります。

14. 動的治療終了後の後戻り
動的治療終了後は保定期間に入りますが、保定装置の使用状況によっては歯が動き始める後戻りを起こすことがあります。このために後戻りのリスクが高いと認められる開咬(オープンバイト)があった方には、3種類の保定装置を使用して、長期間の保定と定期観察を行っています。

15. 歯肉の退縮によるブラックトライアングルの出現
これも矯正治療が100%原因というわけではありません。加齢とともに歯の周りの骨も痩せてきて、歯茎が下がることはあります。不正咬合や歯周組織の状態により、適正な矯正力を用いても歯茎が下がることはあります。過度の歯列拡大や画一的な非抜歯計画では骨が薄くなり、歯肉退縮のリスクが高くなることがあります。歯周病で歯と歯との間の歯槽骨頂が下がってその上に付着している歯間乳頭(歯肉の一部)が下がるためにブラックトライアングルが出現してきますが、1つの対応としては、歯と歯が接している隣接しているコンタクトポイントの部分をわずかに削合して歯と歯が接している隣接面間距離を近づけるとブラックトライアングル量が減るために目立ちにくくなります。したがって、永久歯が生えそろった頃に矯正治療を行うと、歯周病になっていないために歯槽骨は、下がっていないのでブラックトライアングルの出現は、起こりにくくなります。

16. 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。

17. あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。

18. 治療後に親知らずが生えて、歯並びの凸凹が生じる可能性があります。保定中に第三大臼歯(親知らず)の抜歯を指摘させて頂きます。また加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。

19. 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。


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