本日 某 矯正歯科で 非抜歯治療を勧められた
患者さんと 母親が セカンドオピニオンを求められてか
本日 当院に矯正の相談に来院されました。
お母さんが、相談されることで とても気になることが1つありました。
「某 矯正歯科で 矯正治療された患者さんの 顔つき 特に口元が、
どなたも 同じような顔つきで 口元がすっきりしていなくて
腫れぼったい 分厚い唇をしている治療後の患者さんばかりに
私は 不安を覚えました。」という相談でした。
歯を抜かないで 早くから拡大 顎を大きくする治療に
無理があるのではという相談でした。

確かに歯が大きいのに対して 顎がそれほど大きくなく むしろ小さいくらいの状態なら
無理に拡大しても 調和かとれず 一時的に並んでも やがて年月が経過してくると
また 不揃いになってくることが予測されます。
ましてや 意識しないと 口が閉じるとことができなない歯並びになっていて、
口元に意識が働かない 寝ている時や 他のことに意識が働いているときは
たえず口が開いている状態になる歯並びの治療が理想的な治療でしょうか?
無理なく 楽に口を閉じることの出来る側貌 口元は 大切です。
口を閉じた時に 下口唇から顎の先に 梅干しのような緊張状態ができる側貌。
これは 意識しないと口が閉じられない状態です。
それでは、いつも口が開いているために
歯を内側に押しつける口唇圧の不足したことが続くことになり やがて前歯は
口唇圧の不足で だんだん出っ張ってくることになります。
いつも楽に口を閉じることの出来る口唇圧の働く 出っ歯にならない側貌は
安定した治療結果と 口元を維持してくれます。
非抜歯治療は すべての患者 症例には 適応出来ないことを理解して下さい。
院長 小跡 清隆
矯正についての詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.kosekikai.or.jp