私も 息子 弘幸に 矯正装置をつけてもらい 矯正歯科治療を2年前に体験しました。
そのときの経験から、歯を動かす上で、できるだけ弱い力で動きの良い装置となる
クリッピーブラケットを使用して矯正治療を多くの患者さんに行っています。

特徴は、ワイヤーをはめる溝(スロット)のサイズの大きいブラケットを使用して
溝のサイズより細いサイズの形状記憶されたワイヤ(歯列の形を記憶した)
を使用してブラケット(個々の歯につけたワイヤを通す矯正装) を結紮線 (細いワイヤ)で
縛り付けないで、ふたをしてワイヤに滑りのゆとりのある状態になる方法で歯を動かすと
摩擦が少ない状態でブラケットを通して歯に力がかかるために、
弱い力でも歯が動き、その結果 痛みが少なくなります。
細いワイヤで ある程度歯の不揃いが改善されて、
最後の仕上げの段階で 太いワイヤを使用することが出来ます。
このためにほとんど痛みを感じることが少なく矯正治療を終えることが出来ます。
今では全面的にこの最新式の新しい矯正装置であるクリッピーブラケットを
使用してほとんどの患者さんに治療を行って、痛みの少ない治療を進めています。
参考までに 比較の出来るブラケット(矯正装置)の写真ですが

左側がクリッピーブラケット。右が従来の結紮線で結びつけるタイプのブラケットです。
右側は、結紮線で縛り付けているために歯とワイヤとの間の摩擦が大きく、より強い
力をかけないと、歯は動きません。このために歯には痛みが感じやすくなります。
左側は、ワイヤをふたをして押さえているだけなので弱い力で歯は動き痛みは少なく
滑りがいいため、治療期間が短縮されます。


院長 小跡清隆
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