歯周病の原因にもなる 歯石 について
今回は、歯周病の原因にもなる歯石についてお話したいと思います。
みなさん歯石はどのようにして作られるかご存知ですか?
歯石は歯垢(プラーク)が固まって石灰化したもので、
プラークは単なる食べかすではなく、約70~80%は細菌から成り立っています。
この細菌の塊が、長い間歯に付着したまま放置されると、
唾液中のカルシウムなどが取り込まれ、歯石となります。
特に上の奥歯のほっぺた側や、下の前歯の裏側は、唾液の出口があるため、
歯石が付きやすい場所になりますので、時間をかけて丁寧に磨くようにしてみて下さい。
磨き残しを少なくするために、歯ブラシ以外にも
歯間ブラシやフロスの使用をおすすめします。
歯石が付いていると、歯周病が進行し、歯が動くようになり、
将来的には歯が抜け落ちてしまう原因にもなります。
お近くの歯医者さんで定期的に除去してもらいましょう。
歯科衛生士 長谷川 恵子