唾液の働き
唾液の分泌量は個人差はありますが、1日に大体1.0〜1.5Lと言われています。
唾液の分泌量は、むし歯になりやすいか、なりにくいかにも関係しています。
唾液は、消化液として食物を消化するとともに、
食べ物を塊にして飲み込む(嚥下)動作を助ける働きをし、
口の中の粘膜や歯の保護もしています。
唾液の機能には
(1)口の中の細菌がつくる酸を中和して歯が溶かされるのを防ぐ
(2)歯や粘膜に付着した食べ物を洗い流す
(3)唾液に含まれる酵素により、細菌を破壊し細菌の増殖を抑える
などが挙げられます。
唾液の分泌量が少ないと、唾液の機能が十分に発揮されないため、
むし歯や歯周疾患になりやすくなります。
唾液の分泌を促す為にも、食事の際はよく噛んで食べることが大切です。
それに合わせて唾液腺マッサージを1日数回行うとより効果的です。
こせき矯正歯科
歯科衛生士 滋野 愛理